さいたま市の不動産情報は「ヒロックス」へ

大宮駅徒歩2分♪さいたま市を中心に賃貸、売買取り扱っております。さいたま市の不動産はヒロックスへ

大宮,宮原の賃貸を中心に不動産情報を取り扱っております。

ヒロックス「さいたま市の不動産」検索・紹介サイトです

  • 9:30~営業しております/定休日:毎週水曜、第1.3.5木曜日
TOP
>
>
>
UR まちとくらしのミュージアム

UR まちとくらしのミュージアム

こんにちは。ヒロックス大宮店宮島です。

本日は、赤羽にあります「UR まちとくらしのミュージアム」についてご紹介します!

2023年の開業当時から興味のあったこのミュージアムに、先月行って参りました。

 

「賃貸」の仕組みは江戸時代に長屋制度から始まり、明治時代に「仲介業」や「不動産会社」が誕生したそうですが、

戦後復興の時代にまちづくりの先導的役割を果たしたのが、1955年設立の日本住宅公団、現在のUR都市機構です。

そのURが、歴史的に価値の高い集合住宅4団地、計6戸の復元住戸をはじめとして、都市と集合住宅のくらしの歴史やまちづくりの変遷を紹介しているのが、

このミュージアムです。

「1923年に発生した関東大震災後の住宅復興のために設立された財団法人同潤会。同潤会が建設したわが国初期の本格的な鉄筋コンクリート造の集合住宅の中で、代官山アパートの単身住戸・世帯住戸を復元展示します。」 ※URまちとくらしのミュージアム HPより引用

 

昭和の家財の雰囲気が伝わってきますね。

館内は専属のガイドさんが説明をして下さってグループでめぐる形式なのですが、そのガイドさんのお話によると、

当時〇〇〇号室という割り振りには階数が関係なく、何番目に作られたかで部屋番号が決められていたそうです。

「蓮根団地は、日本住宅公団初期の代名詞となった2DK(ダイニングキッチンと2つの寝室を持つ間取り)の代表的な住宅です。ダイニングでイス座での食事をする生活を促すため、予めテーブルが備え付けられました。」※URまちとくらしのミュージアム HPより引用

 

 

この蓮根団地が誕生した当時は、ちゃぶ台を片付けてそこに布団を敷く生活から、食事場所と寝室を分ける食寝分離が進み、

部屋数も増えてさらに暮らしやすくなった時代だそうです。

「2DK」という言葉も、公団(今のUR)が作ったものだそうですよ!

 

「晴海高層アパートは当時を代表する建築家・前川國男の設計による公団初となる10階建て高層集合住宅です。垂直に3層、水平に2戸で計6戸のユニットを1パッケージとし、3階ごとにエレベーター着床する共用廊下から、階段で上下階の住戸にアクセスするスキップ形式が採用されました。」

※URまちとくらしのミュージアム HPより引用

 

撮影した案内図は実際にアパートから移築されたものだそうで、エレベータは各階にとまらないのでエレベーターと上下階の階段を使い行き来する形式だったそうです。

こうしたアパートは今の賃料で24万円前後、当時はかなりの高級マンションだったことがうかがえますね。

しかしダイニング空間に配管が飛び出している為に、上階からの排水が流れる音がするなど、現代ではちょっと考えづらいような配置もありました。

こうして見ると、今の賃貸物件での暮らしは本当に便利で豊かだなと思います。

 

 

入館は予約が必要で,水曜と日曜は休館日になります。

一人で回るわけではなく、ガイドさんが様々な解説をしながら巡るのでとても勉強になります。

歴史好き、建物好き、団地マニアの方でなくても、ディープな世界を楽しめます。

ご都合があえばぜひいかれてみてください!!